榧子木が目指すもの

自然との共生
グループホーム「榧子木」は豊かな自然に囲まれ、家族的なつながりを大切にしながら生きることを運営の基本としています。広い敷地に建つ「榧子木」は森の中の別荘のようです。春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の木もれ日。四季折々の変化に富んだ自然が心を癒してくれます。
安心・安全
地域にあるクリニックとは日常の健康診断や定期的な往診をして頂いております。常勤の看護師もおり、日頃の健康維持の他、夜間緊急時には主治医の指示を受け、医療機関と緊密な連携をとりながら対処出来るよう万全を期しております。また定期的な健康診断を通して御利用者の安心・安全の確保に万全を期しております。なお主治医が往診医と異なる場合は健康診断は無料で提供しております。  
友愛
グループホームは家族そのものです。入居者も職員もボランティアも、恵まれた自然環境のなかで、家庭的な関係を最優先しながら生活します。レクリエーションや四季折々の行事も盛りだくさんに用意しています。さらに地域の人達やボランティア、家族との交流会も積極的に実施しています。 
いつも笑顔でいつでも元気
「元気になったね」の一言を楽しみに、介護指導員が入居者の様々な支援に全力を尽くします。元気な職員が親身になって入居者に接することこそが「榧子木」の原点です。いつも笑顔が絶えないかやのきが自慢です。 
榧子木のいわれ 
  カヤはイチイ科の常緑高木で、平安時代の古書「延喜式」の「典薬寮」に榧子と記録があり、その種子は生薬として珍重されてきました。また榧の木は弾力性,耐久性に富み、美しい木目、色つやと独特の香りから「山の宝石」と言われ、建築材や仏像などの彫刻材に利用され、碁盤としては最高級のものとされてきました。各地に榧にまつわる逸話も数多く残されています。大火事に見舞われたとき榧の木から水を発し多くの人々を火災から守ってくれたとの伝承。千年もの長い間人々を守り幸福と繁栄、健康をもたらしてくれた鎮守の森としての尊崇など。グループホームを建設するにあたり、隣接する林の一部を伐りました。そのなかに一本の榧の木が自生していました。この木はきっと私たちをいつまでも守り育ててくれるために、この地の先祖が残してくれた贈り物であろうと思いました。こうしてグループホーム「榧子木」を命名しました。本来は榧子は「ひし」と呼びます。 しかし私たちの祈りを込めて「かや」と呼びます。一本の木に込められた祈りを忘れず、この地に福祉の光をいつまでも照らし続けていきたいと考えています。
          施設長 小林 勉